迷宮

「エデンの園」について考えていた。


エデン=楽園






同じ意味の“パラダイス”はハジケ過ぎな音感からして何か違うし、
パラダイスと似た語感からとっさに横殴りをかけてきた“パラティヌスの丘”は
「宮殿」の原義らしい点以外に知らない。

数秒後、通年春仕様のCPUが「楽園のデン」を導き出す。



やがてほのかに塩素が香る泉から「エデンのデン」も浮上するが、

「ドレスデンとはすなわち着飾ったデン、ではグレート・デンとは何か?」


自問自答の果てに「物っ凄いデン」が産声を上げる。


ならば凄くも何ともない「ただのデン」って。




おでん。


あれにからしを塗りたくる王道の食し方がイマイチ理解できないくせに
粉からしを練る事だけは無闇に好きで、その都度練るのを楽しむ。

どんなに腕を伸ばし顔から遠ざけても容赦なく襲ってくるあの香気。
感情を無視して溢れ出した涙が青々と茹で上がった小松菜に滴り落ちる。

視界だけ春っぽく。



ところでまだ寒い時候、炬燵で微睡み爆睡の果てに掻いた汗が生欠伸の涙で滲んで
猛烈に目にしみる切なさを短期間で少なくとも三度は味わったんだけど。

顔に小さな塩田が2つもある事に動揺を隠せなかった。

もう、はやく夏になればいいのにと。




そうして、今年も「暑い」とは言わずにカレンダー上の夏は踏み越えた。
しかし寒暖の差が鮮やかになってもなお夏の気分は消えず。

先日5㎏ばかりの小麦粉を買い込み、丘の上の自宅目指して悶々と歩いたわけだけど。
帰宅する頃にはすっかり汗だくになってたので、「日があるうちはまだ夏!」なんて。

そんな嬉しいようなイラつくような気分で夕刻を迎えたわけだけども、
ご飯作って食べてスッカリ片付けて寝るだけになって服を脱いだら
黒いタンクトップが白くなってて、鎖骨のあたりなんかシャリシャリしてて。ああこれ塩だなって。
もはや全身塩田。


内陸だと初夏から晩夏まで黒い服が真っ白白になるけど、
最高潮の夏には自宅室内で湿度85%とか当たり前だから。
(室温32℃)

長袖じゃないと耐えられないほど。


まあ、夏日もありつつ今は夏が恋しい。

これまでランゲルハンス島にて釘バットによるスイカ割りとビーチバレー、
砂浜にガソリン撒いて燃やしたり、砂の城を作って蹴り飛ばしていたものの、
さすがに飽きた。ので、昨年からは行き先を変えてノドの国へ。

実際の地図には載っていないけど、
辞書で引くとエデンの東にある事が記されています。


だからもう、はやく夏になればいいのになって。今から。




おしまい
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